暑かった今年の夏も終わりが近づいてきました。九月には、いよいよ大運動会の練習も始まります。過ごしやすくなっていく季節の中、子ども達の成長がいよいよ楽しみですね。
さて、先日、17日間にわたって開催されたリオデジャネイロオリンピックが閉会しまし
た。史上最多の41個のメダルを獲得した日本人選手団の活躍に、眠れない日が続いた人も多いのではないでしょうか。
メダルを獲得した選手のコメントで、印象深かったのが「みんなのおかげです」や「周りのみんなに感謝したいです」といった、周りの人達に感謝する言葉が多かったことでした。「頑張る」の語源の一つは、「我を張る」ということだそうですが、これは、「目標のために我がままになる」という意味があるそうです。しかし、本来、「頑張る」というのは、周りの人達の思いや支えがあって、初めて出来ることです。一人の我がままで、世界でメダルを獲得することはできないでしょう。私の為に頑張ってくれた人がいたから、私も頑張れた、というのが、メダルを獲得した選手の本音ではないでしょうか。オリンピックのメダルというのは、多くの人達が、その選手の為に自分を犠牲にして尽くしてきたからこそ、輝くのでしょう。
私が頑張れた時には、必ず私の為に頑張った人がいたことを忘れてはなりません。これから運動会に向けて、子ども達も頑張ることでしょう。子どもも大人も、感謝の中で頑張れる姿を大切にしたいですね。