園長からのひとこと【2016/06】

新年度が始まり、もうすでに二ヶ月が過ぎようとしています。新入園の子どもたちも、すっかり保育園の生活に慣れ、楽しく毎日を過ごしています。これから、梅雨の季節に入ります。日本特有の梅雨の季節を、子ども達と一緒に楽しんでいきたいですね。 さて、先日、「ありがとう」という言葉について、改めて考えさせられるお話を聞かせていただきました。「ありがとう」という言葉は、「有り難い」という言葉が元になっています。「あなたのおかげで、本来、有り得ない喜びをいただきました」と頭を下げ、相手を敬い尊ぶ心から生まれた言葉です。お話を聞かせてくださった方は、この「ありがとう」という言葉を、普段の生活の中で意識して使うようにしたそうです。コンビニでお釣りを受け取るときや、レストランで料理が運ばれてくる時など、普通なら当たり前で済ましている場面で、「ありがとう」という言葉を意識して言うようにしたそうです。そうすると、必ず相手の表情が笑顔になり、和むのだそうです。「ありがとう」という言葉を、意識して使うようになってから、周りの景色が、一変したといいます。孤独感が消え去り、自分が、どれほど多くの人に支えられている幸せ者であるのかに気づき、毎日が、とても温かく充実した心持ちで過ごせるようになったそうです。そして、自分が変わることで、周りの人達も、とても優しくなったといいます。
言葉一つで、人の心の有り様は一変していきます。「ありがとう」という言葉のように、自分も他人も幸せになれる素敵な言葉を、子ども達と一緒に大切に使っていきたいですね。

2016-06-01