新しい年が明けて、早くも一か月が過ぎようとしています。今年の冬は、暖かい日が続いていますが、それでも、インフルエンザは例年と同じように大流行しています。ご家庭でも、
手洗い、うがいを徹底され、体調に充分に気を付けて冬の季節を楽しみましょう。
さて、先日は、保育園でも親鸞さまの報恩講が勤まりました。親鸞さまのご法事である報恩講では、お斎(おとき)と呼ばれる精進料理をいただきます。普段、生き物の掛け替えのない命をいただきながら、それを省みることなく、まるで殺生を楽しんでいるかのような生き方をしている私達です。お斎というのは、普段のそんな生き方を省みて、自らの心を慎んでいく意味があります。恥ずかしさを忘れ欲望をむき出しにしていくような生き方を仏教では畜生(ちくしょう)と言います。そんな生き方を省みて、申し訳ないと慎んでいく生き方を仏教では人と言うのです。慌ただしい中に、ついつい人らしさを忘れていく私達です。人らしく、自分を省みる時間も大切にしていきたいですね。
今、保育園の子ども達は、発表会に向かって、一生懸命練習に取り組んでいます。太陽の光を受けて輝く雪のように、子ども達もご家族の温かい眼差しを受けて、舞台の上でより一層輝いていくと思います。どうぞ、ご家族そろってお越しください。お待ちしています。