あちらこちらで鯉のぼりが元気に泳ぐ季節になりました。山口市による登園自粛の協力要請には、本当に多くの保護者の皆様にご協力をいただきました。急な要請の中、快くご協力くださり、まことにありがとうございました。
新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大し、わずか一ケ月ほどの間に、世の中の雰囲気が一変してしまいました。今まで当たり前であった様々なものが、当たり前でなくなり、世の中全体が暗い雰囲気に包まれています。こんな時こそ、温かい言葉を意識することが大切だと思います。
以前、ある方から「ありがとう」という言葉について、次のような体験談を聞かせていただいたことがありました。お話を聞かせてくださった方は、ある時から、この「ありかとう」という言葉を、普段の生活の中で意識して使うようにしたそうです。コンビニでお釣りを受け取るときや、レストランで料理が運ばれてくる時など、普通なら当たり前で済ましている場面で、「ありがとう」という言葉を意識してロにするようにしたそうです。そうすると、必ず相手の表情が笑顔になり、和むのだそうです。「ありがとう」という言葉を、意識して使うようになってから、自分が、どれほど多くの人々に支えられている幸せ者であるのかに気づかされ、毎日が、とても温かく充実した心持ちで過ごせるようになったといいます。そして、自分が変わることで、周りの人達も、とても優しくなったそうです。
言葉一つで、人の心の有り様は一変していきます。新型コロナウイルスの影響で、しばらく暗く神経質になる毎日が続くことと思います。「ありがとう」という言葉のように、自分も他人も幸せになれる素敵な言葉を、子ども達と一緒に大切にしていきたいですね。