コロナ禍の緊張が続く中、暑い夏の季節が過ぎようとしています。今年も様々な制限の中で、10月の大運動会へ向けた練習が始まります。過ごしやすくなっていく季節の中、子ども達の成長がいよいよ楽しみです。
さて、先日、日本人の特徴について、とても興味深い記事を見つけました。それは、虫が鳴く声を「虫の声」と聞いているのは、世界の中でも日本人だけだというものです。西欧人やお隣の韓国人や中国人でも、虫の鳴き声は、単なる雑音の一つに過ぎないというのです。これは、虫の鳴き声を機械音や雑音を処理する右脳で聞いているか、人間の話す声の理解など、論理的知的に処理する左脳で聞いているかの違いだそうです。
虫が鳴く声を聞いて、「虫の音」と感じるか「虫の声」と感じるかの違いです。虫の音を聞いている外国人には、虫の思いは聞こえていないでしょう。ただ機械音のような雑音が響いているだけです。しかし、虫の声を聞いている日本人には、虫の思いが聞こえているのです。虫が鳴く声は、虫がお話している声なのです。
虫にも心があることを知っている私達は、とても幸せです。これから秋が深まり、静かな夜に様々な虫の声が聞こえてくるでしょう。子ども達と一緒に、虫の心にも耳を傾け、命を感じていける時間を大切にしていきたいですね。