園長からのひとこと【2021/12】

年末の慌ただしさが、身に染みる季節になりました。今年も終わりを迎えようとしています。一年を大切に振り返りながら、新しい年への思いを膨らませていきたいですね。

さて、先日、高校生の男の子が、夕方、学校の帰り道に嘉川保育園の前を通ると、一人の園児が、元気な声で「おかえり!」と声をかけてくれたそうです。とても幸せな気持ちになれたことを、嬉しそうに話してくれました。

私達は、日々、様々な言葉に囲まれながら過ごしています。次の瞬間に消えていく言葉もありますし、お釈迦様の言葉のように、何千年も消えずに響き続けるものもあります。一言で、その人を幸せにしたり、逆に、深く傷つけたりもします。言葉が持つ力は、私達の想像を超えています。

近頃は、スマホやゲームなどの普及により、子ども達が、素敵な言葉に触れていく機会が少なくなっているのではないでしょうか。愛情深い素敵な言葉に囲まれて育つ子どもは、人を幸せに出来る素敵な言葉を紡げるようになると思います。

今年もコロナ禍の中で迎える年末年始となります。賑やかでなくとも、家族の温かい言葉の中で、ゆっくりとした大切な時間が過ごせるといいですね。

 

 

 

 

 

2021-12-27