残暑が続く日々から一転、急に肌寒さを感じるようになりました。運動会では、様々な制限の中にも、子ども達の大きく成長した姿を保護者の皆様と一緒に喜べる時間がもてました。様々なお願いにも快くご協力くださり、まことにありがとうございました。
さて、最近の秋は、大変短くなりました。始まったばかりの秋の季節を楽しめるのも、あと少しです。秋に色づく木々の中にイチョウがあります。大阪の御堂筋には、約4キロにもわたるイチョウ並木があり、秋の絶景の一つとして有名です。
そのイチョウですが、実は、シーラカンスやカブトガニなどと共に、生きた化石の一つとして数えられています。その起源は、恐竜が生きていた時代よりもさらに前の約2億年前と考えられています。
しかし、イチョウは、日本の野山には生息していません。元々は、中国に生息していた外来種だそうです。それが、古くから日本人に愛され、人の手によって、これだけたくさんのイチョウが植えられてきたそうです。
人のいない太古の時代から、秋の季節を彩ってきたイチョウの美しさに、昔の日本人達は、どんな思いを馳せてきたのでしょう。短い秋の季節の中にも、心豊かに自然を味わえる時間を大切にしたいですね。
2022/10/31