親鸞さまの報恩講とお斎
園長から新しい年が明けて、早くも一か月が過ぎようとしています。温かい日が続いていましたが、先日の寒波では、冬らしく雪も降り、雪を見て喜ぶ子ども達の声が、明るく保育園を彩ってくれました。
さて、先日は、保育園でも親鸞さまの報恩講が勤まりました。親鸞さまのご法事である報恩講では、肉や魚を使わない、お斎(おとき)と呼ばれる精進料理をいただきます。普段、生き物の掛け替えのない命をいただきながら、それを省みることなく、まるで殺生を楽しんでいるかのような生き方をしている私達です。肉や魚を使わない料理をいただくのは、普段のそんな生き方を省みて、自らの心を慎んでいく意味があります。恥ずかしさを忘れ欲望をむき出しにしていくような生き方を仏教では畜生(ちくしょう)と言います。逆に、そのような生き方を省みて、申し訳ないと慎んでいく生き方を仏教では人と言うのです。人としての命を恵まれながら、人としての大切な心を見失いがちな私達です。改めて、様々な命に対する豊かな感受性を大切に、人らしく、自分の姿を省みる時間も大切にしていきたいですね。
今、保育園の子ども達は、発表会に向かって、一生懸命練習に取り組んでいます。太陽の光を受けて輝く雪のように、子ども達もご家族の温かい眼差しを受けて、舞台の上でより一層輝いていくと思います。それぞれに掛け替えのない個性を持った子ども達みんなで作り上げていく、素敵な舞台をご覧くださればと思います。人らしい温かさの中、子どもも保護者も職員も、みんなが笑顔になれる素敵な発表会になると思っています。ぜひ、子ども達に温かい応援をよろしくお願いします。

